<第4章>

プレーオフ展望




<土曜大会2部>



 上段は、レギュラーシーズンを1位通過した東京ギャランティー(中央区)がやや優位。投打にソツがなくシーズンを無敗で乗り切った力は本物だ。下段のRevolutions(船橋市)龍(目黒区)の西武ドームをかけた一戦は実力伯仲の好カード。ILB(北区)West Boys(所沢市)は初戦で勢いに乗り東京ギャランティー戦に臨みたい。






<土曜大会3部>



 レギュラーシーズン10試合をわずか5失点で乗り切った投手陣の充実ぶりが目立つJAさいかつ(三郷市)が軸になりそうだ。JAさいかつは投手力に加え打撃も勝負強い打者が揃うなど、初のドームが十分射程圏内に入ってきた。上段は、レギュラーシーズン1位通過のアクセル(蓮田市)が一応軸になるとみられるが、テマソ東(北区)絆倶楽部(藤岡市)もまとまりのある好チームでほとんど差がない。ビールアームス(中央区)TOWERS(港区)も勢いに乗れば上位進出の可能性は十分だ。






<日曜大会1部>



 ベースボール(東村山市)が投打ともに層が厚い。なかでも投手陣は10試合で失った失点がわずかに2と驚異的な成績を残した。順当にいけば優勝候補の筆頭であることは間違いない。追うのは昨年に引き続き2年連続の西武ドームを狙うBlue Spirits(江東区)か。速球派の好左腕・鈴木を中心とした守りの野球が確立されており、手堅い試合運びが出来る。三晃クラブ(川口市)はダブルエースの本澤、阿部を中心に守りが堅く、失点が少ない。MILLIONS(野田市)RED SOX(中野区)も過去の実績十分の強豪チーム。いずれのチームも総合力のあるチームばかりで好ゲームが期待できる。






<日曜大会2部>



 今年も2部は飛びぬけた存在のチームがなく混戦模様だ。上段のシードチームである三郷メッツ(三郷市)は柏、田村、菊池らの投手陣が充実している。熱血感・山川主将が率いる漢祭ゴーゴーゴーズ(江東区)はエース右腕・宮野の好投に期待が集まる。下段のサムレッツ(墨田区)は好機に一本が出る打撃とセンターライン中心に鍛えられた守りで競り合いに滅法強い。三陽商会(港区)は安定感のある投手が多く、レギュラーシーズン10試合で失点5と抜群の好成績を残した。Sweeps(草加市)SCRAP(鎌ヶ谷市)も投打に粘りのある好チームで、夢舞台を十分狙える戦力だ。






<日曜大会3部>



 上段は、BN(清瀬市)ダイバースJAPAN(つくば市)が投打に充実している。BNは加藤、高橋らの投手陣に安定感があり守備も堅実で、簡単に崩れない。ダイバースJAPANは注目のスラッガーで長打力満点の4番・吉井を中心に、しぶとい打撃が信条の岡田、野村ら得点力のある打者が揃う。この両チームを昨年もドームの土を踏んだドミニカ仙波共和国(川越市)が追う展開か。下段は、飛び抜けたチームがなく混戦模様。レギュラーシーズンを無敗で乗り切ったUnder ground(足立区)は安定した守りと好機に畳み掛ける打線が強み。投手力の良いロッキーズ(柏市)は打線の奮起がポイントだ。






<日曜大会4部>



 上段は、投手力が充実しているDOROPS(東松山市)に対照的に打撃が自慢のナベプロ ブルーソックス(柏市)C・Sスターズ(板橋区)がどう絡むかが見どころとなる。DOROPSは今大会、先発の野尻から抑えの宮本へとつなぐリレーが確立。2人でレギュラーシーズン10試合中、失点がわずかに5と計算できるのが最大の強みだ。ナベプロ ブルーソックスは5番・宮崎を軸に切れ目のない打線で勝負。C・Sスターズも下位まで強打者が並び、たびたびビッグイニングを形成できるのが特徴だ。下段は、投打に総合力が高いHots(大田区)レッドヤンチャーズ(松戸市)が有力か。レッドヤンチャーズが初戦を勝ち上がれば2回戦で当たる両チームの戦いに注目だ。この2チームを経験豊富な選手が多く試合巧者の北球友クラブ(北区)が追いかける展開が予想される。






<日曜大会5部>



 実力が拮抗したチームが多く西武ドームを目指した戦いは最後まで目の離せない展開が予想される。上段は、レギュラーシーズン1位通過のクレインズ(八王子市)が一応中心になると見られるが、決して抜けた存在ではない。得点力のある江戸川ランボー(江戸川区)、目黒主将を軸に投打にまとまるRB(流山市)、シーズン中に1試合平均8点以上を叩き出した強力打線が自慢の楽ジャンイーグルス(世田谷区)なども上位を伺う。下段ゾーンは、5部らしいしぶといチームが揃った印象だ。埼玉バンディットハイムズ(春日部市)はここまでベテランエース正林の力投で勝ち上がってきた。日清食品グループ(新宿区)はベテランと若手がうまくかみ合った好チーム。荒波ドランカーズ(上尾市)も緩急自在のベテランエース佐藤を好守の勝木、木村を中心とした堅い守りが盛り立てるチームだ。






<日曜大会6部>



 今大会もどのチームが西武ドームの土を踏んでもおかしくないくらい実力が拮抗したチームが揃った。レギュラーシーズンを1位で通過したワン・オア・エイト(鳩ヶ谷市)はここまで10試合で8失点の投手力が充実。カリスマ性十分の高橋監督を中心に今年は悲願のドーム初出場を狙える体制が整った。このワン・オア・エイトを上段ゾーンは、1試合平均10得点を挙げた爆発的な打線が自慢のTokyo Forval(三郷市)、ベテラン中心ながら試合巧者のサンボーズ(板橋区)、好守にまとまりがあるSQUEEZE(さいたま市)が追う形になりそうだ。下段ゾーンは、好投手・後藤を擁する新宿BEANS(新宿区)と粘り強い攻撃で得点力のある銀河系アヴァンギャルズ(横浜市)を中心に展開されそうだ。AMICUS(柏市)Mix Up(さいたま市)の初戦も好カードだ。