土曜大会1部優勝戦 in 西武ドーム



×
(横浜市) (港区)
11月26日(土)  土曜大会1部優勝戦 1 2 3 4 5 6 7
三陽商会 (港区) 0 0 0 0 0 0 0 0
ジャンクベースボールクラブ (横浜市) 0 0 0 0 0 0 1× 1



 ジャンクベースボールクラブが劇的なサヨナラ勝ちで、今年度の関東草野球リーグ土曜大会の頂点に立った。ジャンクベースボールクラブは序盤からチャンスを多く作る。初回に1死2塁まで攻めたあと、2回には5番・佐伯のライト前ヒット、7番・関根(剛)の四球で1死1・2塁とするが、あと1本が出ず無得点。4回には1死から5番・佐伯、6番・野崎が連続ヒットを放つが、相手の好守の前に本塁を踏めず、この回も得点を挙げることができない。一方、押され気味の三陽商会は、ジャンクベースボールクラブの先発・磯崎の勢い十分のストレートをなかなか攻略できない。2回に6番・峰が内野安打で出塁するが、放った安打はこの1本だけ。出した走者もエラーで出た走者を合わせた2人だけと、磯崎の前に完全に抑え込まれた。結局、試合は双方無得点のまま最終回に突入する。表の三陽商会が三者凡退で終わったその裏、ジャンクベースボールクラブがサヨナラの大きなチャンスを迎える。5番・佐伯、6番・野崎の連続ヒットと内野ゴロで1死2・3塁としたあと、8番・江頭がライト前にしぶとく落とし、この間に3塁走者がホームイン。投手戦にピリオドを打った。

○ジャンクBBC・甘佐監督 ●三陽商会・松本監督
劇的なサヨナラ勝利を決め、感動の涙を流しながら、「相手の三陽商会さんがすごく強くて苦戦しましたけど、そのおかげで今日はこんな素晴らしい試合が出来て感動しています。サヨナラ勝ちはチームを結成して以来初めてで、まさか最初がこのような大舞台で出来るなんて本当に最高です。今日は全員がMVPです」 サヨナラ負けにやや呆然としながら、「単刀直入に悔しいです。途中までは相手の攻撃を我慢して、凌いでペースを掴むという自分たちの野球が出来ていたのですが、相手が一枚上でした。投手はよく投げてくれたのですが、攻撃が湿ってしまいチャンスを作れなかったのがやはり第一の敗因です。何とか延長まで持ち込みたかったのですが・・・」