<第5章>

プレーオフ展望




<土曜大会2部>



 グループB優勝の曽根軍(足立区)が投打の完成度で一歩抜け出している。豊富な投手陣に加え守りも堅く攻守にスキがない。1位通過の最有力候補と言っていいだろう。追うJUSTICE(横浜市)はレギュラーシーズンを全勝で切り抜けた総合力で勝負。ちはなちゃん(千葉市)は安定した投手陣が控えているだけに後は打線の援護次第だ。






<土曜大会3部>



 出場3チームの実力が拮抗しており、どこが勝ち残るのかまったく予断が許さない。Aグループ1位のTIPNESS(千代田区)は1試合平均5点以上を挙げた強力打線が売り。対照的にBグループ1位のBACCHUS(川崎市)は10試合で12失点と投手力が計算できるのが大きい。吉川紙商事梶i中央区)は全員野球で混戦を切り抜けてきた。






<日曜大会1部>



 実力派4チームが揃い熱戦が予想される。Aグループ1位の球嵐(習志野市)はエース七村を中心に予選全試合を4失点で切り抜けた投手陣が安定している。対するJBC(東大和市)の打線がこの強力投手陣をどう攻略するか。四ッ葉倶楽部。(さいたま市)ROJO・AGURA(北葛飾郡)の一戦は投打ともにスキのないチーム同士の対決なだけに、機動力をうまく使って得点した方に軍配が上がりそうだ。






<日曜大会2部>



 レギュラーシーズン1位・2位通過のスーパーミラクル(横浜市)LET'S CREW(練馬区)のシード勢を中心とした争いとなりそうだ。これを追いかけるのは、スキのない野球が信条の習志野バブルス(習志野市)、昨年もプレーオフで敗れマリンへあと一歩のところで散ったK-2(鎌ヶ谷市)も総合力が高く十分圏内だ。TOYO(坂戸市)新三マンモス(江東区)も好選手を多く擁しており侮れない。






<日曜大会3部>



 2年連続のマリン進出がかかる侍(三鷹市)は好投手・本田、主砲の江本らを中心にここ数年で急成長。着実に力をつけてきたその総合力は他チームをリードしている。下段ゾーンでは、好右腕・古山を擁するグランドスラム(墨田区)が有力。打線もチャンスにタイムリーが飛び出すなど、しぶとい攻撃がレギュラーシーズンでもたびたび見られ混戦を抜け出しそう。この2強をその他のチームが追う展開になりそうだ。






<日曜大会4部>



 上段は全員野球が信条でまとまりのあるPIECE(多摩市)が混戦を抜け出しそう。PIECEは4部の中で唯一レギュラーシーズンを全勝で通過するなど、破竹の快進撃を見せた。その勢いを持続したままプレーオフの最終決戦に臨む。これを追うのは投手力のいいキャンサーズ(横浜市)ドンキーズ(比企郡)あたりか。下段はどこが代表になってもおかしくないほど混戦模様だ。2位通過で負けない野球が信条のラ・パイマギ(和光市)が一応の中心になると思われるが、その他のチームも接戦を勝ち抜き代表の座をつかんできており、まったく予断を許さない展開になりそうだ。






<日曜大会5部>



 上段ゾーンはUNITED HEARTS(船橋市)が一歩リードか。投手の軸はエースの大竹。安定感抜群の投球でレギュラーシーズンでは他チームを寄せつけなかった。また、主将・小川を中心とした守備陣も堅く、頭ひとつ抜け出した存在だ。これを追うのは全員野球で勝負強さが光る東十条ブラックス(北区)、打力のいい初出場のジョンソニアンズ(横浜市)あたりか?下段ゾーンはやや混戦模様。シードでレギュラーシーズンを全勝で通過した差間Golden Eagles(川口市)は、ともに力のあるメイプルフラワーズ(市川市)M9(柏市)の勝者と当たる初戦を突破できれば代表の座が見えてくる。






<日曜大会6部>



 各チームの戦力が均衡しており、白熱した戦いになりそうだ。上段は投手力の安定したマミヤーズ(港区)、予選1位通過のOZ BASEBALL CLUB(板橋区)、2年連続でプレーオフに出場するルネフリート(横浜市)が中心か?これを爽やかな全員野球で勝ち進んできたブラックペッパーズ(新座市)がどこまで迫れるかに注目が集まる。下段は予選2位通過の呂布(文京区)がマリン争いをリードする。呂布は投打に好選手が揃っており激戦を勝ち抜きそうだ。赤羽キッズ(北区)LIGHTNING-BOLT(武蔵野市)はレギュラーシーズンの勢いを失うことなく戦うことができれば台風の目として注目だ。